こんにちは。
株式会社エス・スリー開発スタッフです。
今日は最近ときどき聞かれることについて書きます。
「子供のプログラミング、何かおススメある?」
いつも答えに困ってしまうので、改めて考えてみることにしました。
そもそも、子供用のプログラミング学習を通して、何が学べれば良いのでしょうか。
学習指導要領には、
「児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動や、プログラミングを体験しながらコンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動を計画的に実施」
という文があります。
つまり、
①必要な情報を検索できる能力
②目的のことをコンピュータにやらせるための処理の組み立て能力
が子供に身に付けば良いのだろうと考えられます。
①は今どき、ある程度は誰でもできます。声で検索できるので「OK.グーグル」と話しかければ良いですね。
②の方は、経験上、大人になってからもこの部分がネックになり、開発エンジニアとしては上手くいかない人は居ます。
ですので、子供のうちに身に付けるというのはとても良いことだと思います。
では、②の能力はどのようにして身に付けるのか?
そう考えると、特にコンピュータを使った作業が必須では無いような気もしてきます。
学習指導要領にも「論理的思考力」とありますが、これは従来の教育でも養われていたはずの能力です。
しっかり小学校の学習内容を身に付けていれば、論理的思考力も発達しているはずです。
と、ここまで考えると、特に子供用プログラミング教材とか不要なのでは?と言いたくなってしまいます。
ただ、プログラミング用の教材は、まずは楽しそうな教材で子供に興味を持ってもらおう、というコンセプトのものが多いようなので、
子供が欲しいという教材があれば買った方が良いと思います。
興味があることは、個人的には一番学習の原動力になると思います。
筆者は、小学校2年生の時にプログラムがやりたいと親に言って、当時パソコンは普及していなかったためにワープロを買ってもらいました。
本格的なプログラミングはできませんでしたが、マクロ機能などで遊んでいた記憶があります。
ということで、冒頭の質問に対しては、
「興味がありそうな教材があれば、買ってあげたら良いと思います」
と次からは答えることにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。