こんにちは。
株式会社エス・スリーのスタッフです。
本日は、AI・ロボットとの未来について。
最近、AIを活用したサービスやアプリなどが次々と出ていて、
おすすめの商品を紹介してくれたり、工場での検品を画像認識で行ったりと色々な活躍を見せています。
今はまだ、大量のデータを学習させて、その学習したデータに対する判断を行うに過ぎませんが、
近い将来にどのような発展をしていくのか楽しみですよね。
ノーベル文学賞を2017年に受賞した、作家のカズオ・イシグロさんが、
3/2に新作の長編を世界同時発売しました。
その「クララとお日さま」には、
未来の世界でAI・ロボットが普通に販売され、人間と共に過ごしていく日々が描かれています。
フィクションであり、技術的な面はほとんど何も書かれていませんが、
(ソーラーエネルギーを利用しているような記述はあります)
主人公のロボット視点で物語が描写されるため、興味深い点があります。
いかにも機械的?というか、
「このときこういうことが起こった後にある出来事が起きた。だから、もう一度原因の出来事を起こせば結果が起きる」
のような、人間から見ると少し短絡的な判断をしているように見える部分もあります。
ただ、主人公のクララはもともと観察力・学習能力が優れているという設定のため、
周りの人間の様子(サインと描写されています)から雰囲気を読み取っていて人間らしさを感じられる部分もあります。
基本的に穏やかで怒ったりはしない設定のようですが、
感情のようなものを見せる部分もあります。
現代の技術からかなり飛躍しないと、この作品に出てくるようなロボットが販売されるようにはならないと思いますが、
色々考えさせられ未来が楽しみになるような作品でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。