こんにちは。
株式会社エス・スリーのスタッフです。
本日は敬老の日です。
祝日バージョンで、敬老の日の起源とその背景について書きます。
wikipediaによると、敬老の日は昭和22年(1947年)で兵庫県で「敬老会」が催されたのが始まりだそうです。
「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨で、
9月15日という日取りは、農閑期にあたり気候も良い9月中旬ということで決められました。
対象は55歳以上だそうですよ。
現代の55歳に敬老といったら怒られそうですね。
ここで、この当時の高齢者はどのくらいいたのか調べてみました。
1945年の人口ピラミッドです。
https://dashboard.e-stat.go.jp/pyramidGraph?screenCode=00570®ionCode=00000&pyramidAreaType=2
数値も見られますので、55歳以上の割合を計算してみると、約11%となります。
次に、2020年を見てみます。
https://dashboard.e-stat.go.jp/pyramidGraph?screenCode=00570®ionCode=00000&pyramidAreaType=2
同様に55歳以上の割合を計算すると、約40%となります。
これはちょっと、55歳以上を敬老の日の対象にするには無理があります。
そこで、敬老の日が始まった年に近い11%前後になる年齢を調べてみました。
何歳だとお思いになりますか?
結果は、75歳以上が12.6%で近い割合でした。
80歳以上だと8.5%となります。
敬老の日が始まった当時に「老人」として考えられていた55歳以上の人は、
今では75歳~80歳以上くらいの年齢の人の感覚だったのかもしれません。
確かに現代でも、75歳以上だと後期高齢者となりますし、「お年寄り」と考えて違和感は感じません。
75年が経過すると、老人の定義も20年ずれるという気づきを得ました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。