こんにちは。
株式会社エス・スリーのスタッフです。
実は先日記事にした、インターネットアーカイブについて、
2024年10月11日、壊滅的なサイバー攻撃を受け、多数のユーザーのデータが漏洩したと報じられました。
この攻撃は、「親パレスチナ派のハクティビスト」とされる匿名のグループによるもので、米国大統領選挙を控えたタイミングでの大規模なセキュリティ侵害が発生しました。
Internet Archiveの創設者であるブルースター・ケール氏によると、今回の攻撃がDDoS(分散型サービス拒否攻撃)によるものであり、サイトの改ざんと数千万のユーザー名、メールアドレス、パスワードが漏洩したとのことです。
幸いなことに、データ自体は破損していないとのことです。
このことは本当に良かったですね!
今回の攻撃を行ったとされるグループ「SN_BLACKMETA」は、自らを「プロパレスチナ派ハクティビスト」と称し、攻撃の理由を「米国がイスラエルを支持しているからだ」と主張しています。
この攻撃が政治的なメッセージを持つ一方で、Internet Archive自体は特定の国や政府に対して直接的な関与はなく、無料でオープンなインターネットを支援するための重要な役割を果たしている団体です。
Internet Archiveの運営する「Wayback Machine」は、ウェブページのアーカイブを行い、過去のインターネットコンテンツを保存しています。
これにより、ファクトチェックや歴史的なウェブコンテンツの保存が可能となり、研究者やジャーナリストにとって貴重なリソースとなっています。
今回の攻撃は、インターネット上の自由と情報の保存を目的とする非営利団体が標的となったことで、政治的・イデオロギー的な動機によるサイバー攻撃がどれほどの破壊力を持つかが浮き彫りになりました。
私たちWEB制作会社にとって、このようなセキュリティリスクは決して他人事ではありません。
サイト運営者やデータを扱う全ての企業が、日々進化するサイバー攻撃に対して警戒し、セキュリティ対策を徹底する必要があります。
特に、ユーザーの個人情報を扱うサイトにとって、データ漏洩は致命的な打撃となり得るため、万全の体制を整えることが求められます。
このような事件が再発しないよう、私たちも積極的にサイバーセキュリティの強化に取り組んでまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。