「マシン・カスタマー」が変える未来の消費体験とは?

こんにちは。
株式会社エス・スリーのスタッフです。

最近、「マシン・カスタマー」という言葉が注目されています。
これは、AIやIoTデバイスが自律的に商品やサービスを選び、購入・利用する新しい消費者像を指します。
これまでの「人間が買い物をする」という常識を覆し、技術が消費者行動に深く入り込む未来が見えつつあります。

例として、ソフトバンク株式会社が提供するAIを活用した自動販売機オペレーション最適化サービス「Vendy」が挙げられます。

このサービスは、キリンビバレッジ株式会社に採用され、2024年10月以降、同社のグループ会社が運営する自動販売機約8万台に順次導入される予定です。

「Vendy」は、AIを活用して自動販売機の最適な巡回ルートや商品ラインアップを自動生成し、オペレーションの効率化を図るものです。
これにより、品切れや廃棄ロスの削減、売上向上が期待されています。
この取り組みは、自動販売機が自律的に最適な商品を提供する「マシン・カスタマー」の一例といえるでしょう。

また、プリンターの例もあります。
HPの「Instant Ink」は、プリンターがインク残量を監視し、必要なタイミングで自動的にインクカートリッジを注文する仕組みです。
ユーザーはインク切れの心配をすることなく、定額制でサービスを利用できます。
こちらも、人でなくIoTデバイスが自律的に商品を注文するという点で、マシン・カスタマーと言えます。

マシン・カスタマーという言葉は聞きなれなくても、このように例を挙げると、実はもう私たちの生活に入り込んできていることが良く分かるのではないでしょうか。
この流れはますます進んでいくと予想されます。

どんどん便利な生活にはなりますが、人間は何ができるのか?と考えることも忘れないようにしたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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