こんにちは。
株式会社エス・スリーのスタッフです。
本日は、ちょっと気になるニュース「宇宙を旅した種が中国の農業を変えている?」という内容です。
中国では「宇宙育種」という興味深い取り組みが進められているそうです。
宇宙育種って何?と思いますよね。
引用もとによると、
中国江西省遂川県碧洲鎮の農家、王頭生さんは「宇宙を旅したハスの種」を栽培しています。
この「宇宙ハス」は、1ムー(約6.7アール)あたりの収穫量が倍増し、500キロにもなるそうです。
味も新鮮で甘く、粗利は6000元(約12万円)にもなるとか。宇宙を旅した種がこんなにも違うなんて驚きですね。
宇宙で何をしているかというと、
種子を宇宙船に乗せて宇宙空間の特殊な環境(宇宙放射線や微小重力、高真空など)にさらし、遺伝子変異を促します。
地上に戻った種子から、優れた変異を持つものを選び出し、高品質・高収量・多耐性の新品種を育成するそうです。
中国ではけっこう歴史が長い技術で、
1987年、中国は初めて稲や唐辛子の種子を宇宙に送り込んでいます。
それ以来、3000回以上の宇宙育種実験が行われ、260以上の主要な穀物の新品種が育成されています。
野菜や果物、花などの新品種も100種以上誕生し、年間200万トン以上の食糧生産量増加と、1000億元(約2兆円)以上の経済効果を生み出しているそうです。
「野菜の里」と呼ばれる山東省寿光市では、宇宙育種によるトマトやナス、唐辛子などが順調に育っているとのこと。
これらの野菜は高収量で品質も良く、早熟性や耐病性にも優れているそうです。
また、山東省平度市の村では「宇宙トマト」が栽培されており、リコピンの含有量が通常のトマトの4〜6倍もあるとのこと。
さらに、北米原産のクランベリーも宇宙育種の力で中国の特産品となりつつあります。
巨大なパプリカや甘みの強いイチゴなど、宇宙を旅した種子が生み出す作物が人々の食卓を豊かに彩っているそうです。
ここで気になるのは、日本は同じようなことをしていないの?という点です。
WEB上を検索してみたのですが、同様の試みを行っているという情報は見つかりませんでした。
植物を使った実験をしているという情報はあるのですが、中国のようにどんどん実用化はしていないのでしょうか…?
お国柄の違いかもしれませんね。
ということで本日はちょっと気になるニュース「宇宙を旅した種が中国の農業を変えている?」でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。