こんにちは。株式会社エス・スリーのスタッフです。
今回は、世界的に注目されているVR(バーチャルリアリティ)観光についてご紹介します。
特に中国では、VR技術を活用した観光体験が急速に発展しており、話題を集めています。
その代表例が、北京で体験できる「ポタラ宮VRツアー」です。
標高3,600mを超えるチベットのポタラ宮は、世界遺産にも登録されている歴史的な建築物ですが、高山病のリスクや移動の難しさから、訪れるのが困難な場所でもあります。
しかし、VR技術を活用すれば、北京の798芸術区にある展示ホールで、リアルなポタラ宮内部の探索を楽しむことができます。
巨大な壁画や仏像を間近で観賞できるだけでなく、月明かりに照らされた湖や伝統舞踊のシーンにも没入できるなど、臨場感あふれる体験が可能です。
このような「ロケーション・ベース・エンターテインメント(LBE)VR」は、中国各地で広がっています。
たとえば、成都では人気SF小説『三体』の世界を再現したVR施設が話題になり、上海ではギザのピラミッド探索をVRで体験できるツアーが人気を集めています。
料金も100〜200元(約14〜27ドル)と手頃で、専用のVR機器を持っていなくても気軽に楽しめるのが特徴です。
実は、日本でもVRを活用した観光体験が増えてきています。
たとえば、茨城VRサイトというWEBサイト上では茨城県の観光ができます。
また、メタバースプラットフォームのclusterでは、京都、清水寺の参道を楽しめます。
広島県の宮島もVRサイトで手軽に観光ができるようになっています。
海外旅行者だけでなく、日本国内の観光客にとっても、遠方の観光地を気軽に訪れる手段として注目されています。
中国と同様、日本でも観光業の活性化に向けてVR技術の導入が進んでいます。
特に、歴史的建造物や文化遺産を守りつつ、多くの人に魅力を伝える手段として、VR観光の重要性が高まっていると言えるでしょう。
今後もVRを活用した観光体験はますます進化し、よりリアルで没入感のある旅が楽しめるようになるかもしれません。
新しい技術が生み出す未来の観光に期待ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。