記憶に残る仕組み

こんにちは。
株式会社エス・スリーのスタッフです。

筆者は先日とある講習会に参加しました。
講習会の内容はというと、先生がテキストに沿ってお話をされ、「ここに線を引いてください」と言われた箇所に線を引いていくのが主な作業です。
あまり深く考えないで、とにかく線を引いてください」ともご指示があります。
正直に申しますと、線を引くだけで覚えるのかな?と思いつつも講習会を終えて帰宅しました。

ところが、なんとも不思議なことに、
後日、講習会でもらった練習問題を解いてみたところ、線を引いた箇所はなんとなく覚えているのです。
例えばですが、「次の4つのうち誤っているものを選べ」という問題で、
ある選択肢の日数が50日となっているのを見て、「あれ、これは20日じゃなかったかな。線を引いたはず」と記憶がよみがえります。

これが市販のテキストだと、重要な部分は赤字や太字で既に印刷されている場合が多いです。
その場合、自分で線を引いたという行為が無いので、なんとなく読み進めてしまい記憶に残らないことが多いように思います。
「線を引け」と言われて「自分で線を引く」というところがポイントなのでしょうか。
流石、長年の講習会のノウハウというのは人間の記憶力の特徴も取り込んでいるのだと得心しました。

また、このことは別のことにも応用できるのではないかと思います。
日常生活で、やりとりの相手がこちらの話に興味を持っていない場合に使えそうです。

例えばですが、
スマホの新規契約や乗り換え契約を店頭で行う場合。
客としての自分は契約をすることは決めているので、店員さんが注意事項などを読み上げてくれてもそんなに集中して聞いていないことが多いのではないでしょうか。
ここで店員さんがもし、「ここは重要なのでこちらの蛍光ペンでアンダーラインをお引きください」と言ったら(現実にはなかなか無さそうではありますが)
やはり記憶に残るのではないかと想像できます。

もっといろいろ応用できるシーンはありそうですが、相手が素直に線を引いてくれるかも問題ではありますね。
活かし方を考えてみたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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