北朝鮮のサリウォンで、韓国の歌や写真を配布したとして、10代の少年2人が公開裁判で判決を受けました。
一人は15年の労働教化刑、もう一人は無期懲役とされました。
裁判はサリウォンの裁判所の会議室で行われ、学校の職員や一般市民も出席しました。
これらの少年は、両親に内緒でUSBに保存された韓国のアイドルの歌やビデオを再生していました。
彼らは韓国の曲に夢中になり、学校でその曲を歌ったり、ダンスを踊ったりしていました。
地域監視団体の前でも無頓着に歌やダンスを披露し、結果的に国家保安員に通報され裁判にかけられました。
公開裁判はサリウォン市全体に警鐘を鳴らす目的で行われ、当局は彼らの行動を「反逆行為」と断じました。
判決が読まれると、少年たちの母親は絶叫し、その場で失神しました。
参加者は、少年たちがこれほど厳しく罰される理由に困惑し、世の中が次第に残酷になっていると嘆じました。
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