2024年7月5日、山東省の研究者が第二次世界大戦中の日本の731部隊に関する日本軍人の登録書類のコピーを展示しました。
ハルビン市で公開されたこれらの書類は、731部隊の活動内容を詳細に記録しています。
公開された177ページの書類には、医師、軍人、医療兵など140人の731部隊のメンバーの個人情報が含まれています。
この部隊は1940年に設立され、細菌実験や生物兵器の研究を行っていました。
書類によれば、これらのメンバーは細菌実験、実験用動物の飼育、教育訓練、健康管理などの業務を担当していました。
ハルビンの展示ホールで働く研究者は、これらの書類が731部隊の欺瞞的な活動を証明していると述べています。
例えば、一部の兵士は他の部隊の名前で募集され、3か月の訓練後に731部隊に転属されていました。
731部隊は、中国および東南アジアで生物兵器の研究拠点として機能し、戦時中には多くの被験者が故意に感染させられました。
被験者は「マルタ」と呼ばれ、チフス、コレラ、炭疽病など多くの病原菌に感染させられました。
これらの新たな証拠は、日本の侵略が大規模かつ組織的な国家犯罪であったことを再確認させるものです。
書類は2022年に日本の国立公文書館から中国に持ち帰られました。
専門家は、これらの書類が731部隊の構成や戦後の活動を理解するための重要な証拠であり、研究の視点を広げる上で大きな意義があるとしています。
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